既卒職歴なし25歳が第一の分岐点
「公務員・資格試験を受け続けるべきか?」の内容にも関連しますが、例えば大学をストレートに卒業して、3年後というとちょうど25歳です。
この25歳までが一応新卒扱いとなるわけで、25歳は第一の分岐点と言えます。
就職活動は時が経って良くなることはありません。なぜなら、1年経つごとに既卒職歴なしの求人は減っていくからです。
既卒者をターゲットとした求人サイト・就職エージェントを利用すれば、基本的に20代の人は利用できるので、1年経つごとの差をあまり感じないかもしれません。
しかし、現実には若ければ若いほど、つまり、新卒に近い年齢ほど企業にとっての価値が高く、引き合いも高いです。だから、25歳を待たずに就職できるのであれば就職してしまった方が良いのです。
どうやって就職できるのかが分からないというのであれば、サポートを受けるべきです。例えば、母校の就職課、新卒応援ハローワーク、ジョブカフェ、既卒向けの就職エージェントなどです。
卒業後3年以内は新卒扱いというのを受けて大学でも既卒者向けのサポートをするところが増えています。もしあなたが卒業した母校の就職課を現在利用していないのであれば、利用すべきです。その卒業生を欲しがる求人があり、募集している企業も卒業生が多数勤めているかもしれないので、就職がとんとん拍子に決まる可能性があります。
民間であれば、既卒向けの就職エージェントが既卒対象の求人を集めて紹介してくれるので、利用しない手はありません。
既卒職歴なし29歳が第二の分岐点
29歳が既卒職歴なしの第二の分岐点と聞いて、なぜか分かりますか?実は、既卒就職エージェントや20代に限定している求人サイトなどの利用が出来る最後の年齢になります。
30歳を超えてしまうと、残念ながらほとんどの既卒就職エージェントや求人サイトが使えなくなってしまうので、求人を探すのに苦労しますし、就職サポートをしてもらえるところが無くなってしまいます。
もしこの記事を見ているあなたが30歳であれば、顔が青ざめているかもしれません。残念ながら2019年時点の日本では欧米と違い年齢に厳しいのが現状です。
しかし、通年採用をする企業が増えてきていて、新卒一括採用が崩れてきているので、そう遠くないうちに年齢で差別されることは無くなるでしょう。ただし、スキルや専門性が問われるようになってくるので、違う意味で厳しい状況になります。
20代後半でも30代に入っていたとしても利用できる就活サービスはあります。わかものハローワーク、ジョブカフェ(地域によって名称が異なる)です。どちらも公共のサービスで、前者は厚生労働省が、後者は各都道府県が設置して運営しています。
特に、東京都のジョブカフェである東京しごとセンターは民間の就職エージェント並みにサービスが充実していて、20代はもちろん、30代、40代、50代以降もサポートしているので、ぜひ利用しましょう。